今日紹介するのは、神奈川県真鶴半島で撮影した朝景写真です。
この撮影、けっこう気合を入れて行きました。
撮影の経緯を簡単に説明します。
真鶴半島最南端には三ツ石と言う大きな岩があります。
この岩の向こうに朝日が昇る時期はちょうど冬至前後と言われています。
つまり、元旦の現地がどうなるか、写真を趣味にする皆さんならわかると思います。
そうです。地元の方にも聞いたのですが、車が入れないレベルらしいです。
写真撮影だけでなく、日の出を見に全国から観光客が来るとか。
その光景は素晴らしいのですが、自分は初日の出には特に興味がなく、
それなら冬至前に撮影してみようと考えました。
こんな事で、徹夜で星景写真撮影を行った後、通しで日の出を撮影した訳です。
【真鶴-三ツ石に昇る日の出撮影に向けて準備した事など】
星景写真の撮影と比べてシビアではないと思っていました。
とりあえず望遠レンズと三脚、むしろ三脚がなくてもいいか程度。。。
勿論その通りなんですが、問題は撮影位置です。
まず三ツ石と日の出が重なる位置に足場があるかどうか。
まあそれが冬至前後なんですが、干潮満潮と言う問題があります。
事前調べで、日の出が6時41分、この日干潮が6時前頃。
これなら安心です。もし満潮に重なった場合、現地までたどり着けません。
そうそう、撮影地は最南端の三ツ石海岸ではありませんよ。
少し離れた場浦海岸です。足場が悪いですが、徒歩で行けます。
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【α7Ⅱで撮影する真鶴-三ツ石に昇る朝日】
さあお待たせしました。

日の出の一時間以上前、つまり5時半に撮影予定の大きな岩の上に到着しました。
水平線付近は明るくなっていますが、月や星が浮かぶ非常に幻想的な時です。
こちらはサムヤン14mmf2.8を絞り込んで撮影しました。いい景色ですよね。
ちなみに、左奥が星景写真を撮影しながら野宿した三石海岸です。
14mmだと三石が非常に小さいです。ここからSEL70200GMに交換しました。

ふむふむ。焦点距離で200mmがこんな感じ。ちょうど良さそうですね。
もっと寄りたい場合は、70-300mmや100-400mmが必要です。
あと、α7Ⅱのため、やはりこの環境でのAFが不安定です。
これ、ピンボケしてるんじゃない!?といった感じ。
この頃、自分以外の撮影者さんは一人です。話をしながら朝日を待ちます。
インターバル撮影も行ったのですが、やはり数m単位で日の出位置が変わるため、
出る瞬間は場所を微調整しました。
そして日の出直前の撮影者は、自分を合わせて五人くらいでした。

水平線には残念ながら雲がありましたが、十分期待できます。
雲の線が朝日で赤くなってきました。ここまで来るともう一瞬です。

ついに三ツ石の向こうに朝日が昇ってきました。実は直前に微調整したため、
太陽を入れた一枚はこちらが最初。
太陽は右上に動くのですが、最初の立ち位置が右に寄り過ぎていたのです。

鳥がいい感じに飛んでいます。

もうすぐ雲から抜けると言う一枚。

ここで70mmまで引いて一枚撮ってみました。焦点距離の参考に。

さあ、雲から完全に抜けて最後の一枚です。まん丸の太陽がいいですね。
【撮影を終えて】
日の出は一瞬です。夢中で撮影を行いました。
この後すぐにインターバル撮影を開始し、すこし経ってから現地を後にしました。
他の撮影者さんは、日の出が過ぎるとすぐに帰って行きました。
皆さん自家用車でしたが、自分は車がありません。
調べるとケープ真鶴のバスの始発が9時半!?そんなに待てるかヽ(;▽;)ノ。
タクシーを呼ぶと15分も経たずに迎えが来ます。
真鶴駅まで2000円かからないですし、車の維持費を考えるとかなり安い。
真鶴で星景写真を撮影したのはこれで二回、朝日は一回になります。
三浦半島と伊豆半島に挟まれていますが、星空は十分に見えるポイントです。
しかし、夏の天の川でここに来るなら、伊豆まで飛ぶだろうな。。。
今回の日の出撮影で、DSC-RX200M3のインターバル撮影も行っていたので、
その数枚は次回に紹介しますね。
・α7Ⅱで撮る星景写真「徹夜と野宿で行く真鶴・三ツ石海岸の星空」
・RX100М3で撮る星景写真「神奈川県-真鶴・三ツ石海岸の星空撮影」
・α7Ⅱで星空撮影「神奈川県の星空-真鶴・三ツ石海岸の星景写真」
・α7Ⅱで朝景撮影「神奈川県の朝景-真鶴・三ツ石海岸の朝景写真」

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